建築のお祭り(地鎮祭)

地鎮祭(地鎮祭)

新たに建築をするときは、吉日を選び、神職(神主さん)を呼び、
氏神様を始め、大地主神、工事の安全を司る神々に仕事始めの報告をし、安全を祈願します。
地鎮祭の歴史はたいへん古く、持統天皇の時代から続いており、社会慣習となっています。

式次第

神饌について

神事の際、神様にお供えする食物を神饌と呼びます。
地鎮祭の場合は米、塩、水、御神酒を基本に海の幸、山の幸(魚・乾物類・野菜・果物など)を
三方五台から七台くらいが普通です。

準備

笹竹・しめ縄・盛り砂等は施工者に頼みます。諸道具(三方・祭壇等)神饌は神社に頼んでもよい。

上棟祭(たてまえ)

建築物の骨組みが出来上がれば棟木を上げ、棟札を祀って関係縁者を呼んでお祝いをし、
工事の進行を感謝し、今後の安泰を祈ります。
棟札は大工さんに作ってもらい、神職に表書き、裏書き(施工の住所・氏名・施工者名・上棟の日時等)を
記載してもらいますので、後世になっても家の歴史等もよくわかります。
※祭式、神饌等は地鎮祭を参照のこと。

竣工祭(ゆわたり)

家が出来上がりますとまず第一番に神棚に神様をお祀りします。
家財道具を搬入する前に吉日を選び、神職に神棚・お荒神さんを拝んでもらい、
さらに便所や風呂場、車庫なども祓ってもらい、無病息災、家運隆起を祈願します。
会社等では、工事の完成と将来の弥栄を祈願して落成祝賀の宴を開きます。